1・2歳の子供が既に持っている才能
こんにちは、アルマジロ(@asada_armadillo)です。
子育て中のお母さん、お父さん、いつもお疲れ様です。
子供が成長するのを見ているのは楽しいですよね。
昨日は歩くことができなかったのに、いつの間にか歩けるようになり、そして当然のように走るようになります。
そんな成長途中の子供たち誰もが既に持っている才能があります。
君子言に訥にして、行ひに敏ならんと欲す
あ、今面倒臭そうなの出てきたとか思いませんでした?
この面倒臭そうなのが子供たちが誰でも持っている才能です。
その昔、孔子という偉い人がいいました。
「ごちゃごちゃ言ってないで、とりあえずやろうと思ったことはすぐにやってみなよ☆」
【目次】
すぐやる才能
1・2歳の子供はまだペラペラしゃべれませんよね?
英語を覚えたけど、一生懸命頭の中で文章を組み立ててから、ゆっくり話す大人とちょうど似たような感じです。
なので子供たちは話すより先に手が出ます。
「何だろう。気になる。触ってみようっと。」
大人はそれをハラハラしながらみてますが、実はこれってすごい才能なんです!
それはもう2500年くらい前の人が言った言葉なのに、今も語り継がれるくらいすごいことなんです!(孔子は紀元前500年くらいの人です)
失われる才能
でも私たちが「すぐやる」のって難しくないですか?
仕事もあるし、家事もやらなくちゃいけないし、資格の勉強もしたいけど…ごにょごにょ。
本屋さんでも「すぐやる」なんてタイトルに入った本がいくつか表に並べられていますが、現代人はそれだけ「すぐやる」ことができないんですね。
…いや、もしかして2500年前から大人になると「すぐやる」ことができないってことでしょうか。
大人が子供の才能を奪わない為にできること
子供は「すぐやる」才能を既に持っていて、大人になったらそれが失われていることが分かりました。
ではどうしたらその才能をなるべく失わないようにすることができるでしょうか?
それは「大人が子供の行動を止めない」ことです。
大人が子供の行動を止める度に、子供は「これはやっちゃいけないやつかな?これはやってもいいやつ?」と頭で考えてから行動するようになってしまいます。
そうするとそのうち「もう面倒くさいからやらなくていいや」と思うようになってしまいます。
これは子供が自ら「これをやったらどうなるかな?」と考えて(仮説)、じっさいやってみて(実験)、どうなったかを知る(結果)という研究する機会を奪ってしまうことになります。
大げさなんかじゃありません。
子供は皆研究者なんです。
実用的なやり方
そんなこと言ったって、道路に走って行ったら?他のお友達のおもちゃを取ってしまったら?ティッシュをやりたい放題散らかしてたら?
そんなお悩みの方もいるかと思いますが、実際は全部やることを止めないなんてことできません。
実用的なやり方の鉄則はこれです。
- 怪我などの恐れがあることは容赦なく止める
道路に向かって走って行ってしまったら、
危険ですよね。それも命の危険。
これはもうすぐに止めましょう。
とか言われなくても誰もが止めますよね。
では高いところに登ってしまうのは
どうでしょうか?
もし隣で大人が見ていれば、
体勢を崩した時点でキャッチすることが
できますよね?
もちろんそんな集中力も時間もない時は
「ここに登ると落ちてイタイから
下で遊ぼうね」と止めましょう。
- いたずらされたくないものは届かないところや引き出しにしまう
ティッシュや鍵とか失くしたくないものは
引き出しやタンスの上など、
子供には手が届かないところに
避難させましょう。
うちの子はチャックがないカバンの中身は
すぐ出してしまうので、
戸棚にしまうようにしています。
- 「これをやられたら、許せるか」を自分の心に聞いてみる
実は先ほど例であげたティッシュや
高いところに登るなどは
実は子供の脳にとてもいいそうです。
ティッシュなんかは音・感触・見えないところからティッシュが出てくるという様々な角度から脳を刺激してくれます。
高いところに登るのも運動能力を向上させ、
成長したいという気持ちを養ってくれます。
ではどこで踏ん切りをつければいいか。
「それはあなたの心です。」
いえ、銭形ではありません。
あなたが許せるかどうかで決めるべきです。
それをされたことによってストレスを溜めて叩くくらいなら触れないようにしてください。
我が家ではティッシュをローテーブルに
置いていましたが、細かくちぎられ
片付けるのが大変なのと勿体無いので、
今は一枚取って「これだけなら遊んで
いいよ」と渡すようにしています。
お友達と遊んでいる時も最初は相手のオモチャを奪い、泣かせてしまいます。
でもやる前に止めるのではなくやらせてみて、
泣いた後に「お友達が嫌がってるよ。返してあげよう。」とオモチャを返してあげる方が「オモチャを取ると泣くのか。」と学習します。
その時別のオモチャを渡してあげれば、奪うのではなく、お友達が遊んでいないオモチャで遊ぶことを覚えるでしょう。
また泣かせてしまったお友達に「ごめんね」とオモチャを返してあげれば、「謝る」という行為を学びます。もちろんすぐにはできないので、同じことをする度に大人が代わりに謝ってあげましょう。
このように人と関わることには学習の機会がたくさんあります。
お子さんの学習する機会を大切にすることが君子の素質を失わない方法です。
保育園や子育て支援センターなどでも是非軋轢を嫌うのではなく、予め断った上で見守ることを推奨してはいかがですか?